3歳に伝わる言葉の選び方
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という名言を聞いたことがありますか。
こんにちは。
一級建築士・ライフオーガナイザーの和田さや子です。
3歳の息子は、春から保育園の年少クラスに上がります。保育園の中でも0~2歳は「乳児クラス」3~5歳は「幼児クラス」と明確に分けられており。保育園の中で求められるスキルも格段に高くなります。
「自分のことは自分で」が求められる幼児クラス
幼児クラスに必要なスキルの一つは「自分の荷物を自分で管理すること」そのために家では、朝の通園カバンの準備をすることを始めています。
- コップをコップ袋に入れる
- お箸と歯ブラシを弁当袋に入れる
- ひも付きタオルと上の2点をカバンに入れる
まずはこの3つ。春になったら、お着替えカバンの準備も、本人にしてもらおうと思っています。
荷物を床に並べてしまう息子への声掛け
荷物の準備を床にバーッと広げてやっていた息子。「歯ブラシを床に置かないで!」「タオルで床を拭かないで!」いちいち注意しないといけない事態になってしまいました。
ある時、「床に置かない」と言われたら、慌ててコップを持つ息子。でもコップを手に持ってたら、他の物を仕舞えない。両手がふさがった状態でにっちもさっちもいかなくなってしまいました。そこで、ようやく母は気づきます。そうか、「床に置かないで!」じゃなくて、「この棚の上に置くとやりやすいよ」って教えればよかったんだな。
息子のカバンが入っている棚の上に、コップやタオルを並べて「こうするんだよ」と教えたところ、次の日からちゃんと立って準備してる!
母の教え方の悪さで、無駄に叱ることが増えてしまったことを反省しました。
なにはともあれ「やってみせる」
「モノを大切にしなさい」と言うだけでなく、「大切にするってことはこういう風に扱うことなんだよ」と目の前でやってみせる。「気を付けなさい」と言うだけでなく、「こうやって気を付けると失敗しないよ」とやってみせる。この繰り返しなんですね。1回で届くか、何回も繰り返さないといけないかは、その子によって違うと思います。でも、本人の中にストンと落ちれば、そのあとは「言って聞かせる」が効いてくるんだと思います。
準備ができるとカバンを玄関に持っていって、いつでも出れるようにスタンバイしておくところまでやって、ようやく準備完了です!同じように3歳からコツコツ積み重ねて、今はもう全て自分で準備ができるようになった小1の娘。また同じルーティンをなぞりながら、且つ「息子にはどうしたら届くか」を考えながら進めていきたいと思います。