建築士に収納の中まで見せますか？
10月も中盤。またまた気温がぐっと下がりましたね。
年賀状プリントのポスターが目につくようになり、
にわかに年末を意識するようになってきました。
こんにちは。
一級建築士・ライフオーガナイザー®の和田さや子です。
家づくりの打ち合わせと片付けコンサルティングは違う
私は工務店で働く現役建築士です。
ライフオーガナイザー®としてブログを書いていますが、
実際の業務の９割は、工務店の家づくりかかわること。
お客様との打ち合わせも、片づけのコンサルティングより、
家づくりの打ち合わせの回数の方が多いです。
とはいえ、私が担当させていただいた家は必ず
「片づけに悩まない家」になっているかと言うと、
そうとは限りません。
え？ライフオーガナイザー®に頼んだんだから、
片づけやすい家になるでしょ！！と、思いますよね。
その原因は、打ち合わせの内容の違いにあります。
家づくりの打ち合わせでは今の家の収納の中は見ない
一番違う点は、片づいていない部屋の収納の奥の奥まで見せていただけるか…
お片づけのコンサルティングでは、見せるのが前提で話を進めているので、
こちらも「見せてくださいね」と、あらゆる扉を開けて見せていただきます。
お話を聞くだけではわからない、その家族のクセや行動は
モノの置き方や、ため込んでいるモノが代弁してくれるので、
実際に収納の中を見せていただくという工程はとても大切。
ですが、家づくりのために打ち合わせしている建築士は、
「収納の扉を全部あけてゴチャゴチャの中身を見せてください！」
とは、なかなか言わないと思います。
「ゴルフバッグが４つあるので入れるスペースを用意してほしい」とか、
「食器をたくさん持っているので、食器棚は大きくしてほしい」とか、
あくまで、お客様の申告によるところが多いですね。
片づかない理由が、ご自身で把握できている場合はそれでも大丈夫ですが、
そうではない場合、実際に引っ越してから片づけに悩むことになるのだと思います。
だから、ね。
建築士の設計で完全オーダーメイドの注文住宅を建てたのに片づかないのは、
建築士のせいでもないですし、お客様のせいでもありません。
ただ、片づけの悩みについて、一緒に深く検討する機会がなかっただけ。
餅屋は餅屋に 収納は片づけのプロに
とはいえ、一般の建築士さんにゴチャゴチャの収納を見せるのは恥ずかしい。
そんな気持ちがあるのは、とても自然なことです。
そんな場合は、片づいていないことに免疫のある、
片づけのプロのコンサルティングを受けてみてくださいね。
ライフオーガナイザー®はゴチャゴチャの収納を見ても、
そのことに驚いたり、苦笑いしたりしません。
また、片づけられない貴方を責めたりもしません。
どうしても見せたくない個所は無理に見たりもしません。
安心して相談してみてくださいね。
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